2013年04月25日
ハードカバーと電子ブック

湊かなえの「境遇」を読みました。
本には青いスピンが2本付いていました。
小説なのにスピンが2本?
青い2本のリボンがお話のキーになっているからです。
こういう風に装丁までを楽しめるのが本のよさですよね。
電子ブックにはできません。
ずーっと昔になりますが
ミヒャエルエンデの「はてしない物語」を読んだ時にもそれを感じました。
「はてしない物語」は映画「ネバーエンディングストーリー」の原作ですが
原作の10倍はおもしろい。
読書好きの小、中学生にはぜひオススメしたい本です。
そして「はてしない物語」を読む時は、絶対にハードカバーで読むべき。
表紙にアウリンが付いていて
そのことで自分と主人公の体験を共有させることができます。
私が読んだのも小学生?中学生?の頃で
夕方薄暗くなった自室の2段ベッドの下の段で
まるで主人公のように(その場面は映画で見た記憶ではありますが)
毛布をかぶって時間を忘れて読みふけったのを今でも覚えています。
電子ブック、便利でいいなあ。と思い、
そろそろ私も買っちゃいそうですが
こんな素敵な本との出会いがなくなっちゃうと思うと
寂しい気がします。
「境遇」はwowowのドラマ版のほうが面白かった。
同じ湊かなえさんの「告白」と「贖罪」は絶対に原作のほうが面白いけれど。
drecom_due at 12:30│Comments(0)│etc.